とりあえず、なにかにつけて、立つ、立とうという練習が繰り広げられているようだ。昨夜も僕の携帯電話を持ちながら、ルラルラルラと、意味不明の呪文を唱えながら、力を入れてお座りの姿勢から徐々にお尻を浮かせてぐっぐっと立ち上がりしばらく腰を伸ばして静止して、一応は立った状態にはなったが、その一瞬あと、腰が砕けて、練習終了になる。
もうちょっと、あと少しで「たっち」が完成する。
わくわくするな、端から見ていても。
ダシール・ハメット、作家、今「マルタの鷹」を読み出す、ふと巻末を見ると、1894-1961 僕の生まれた年に死んでいる。