なにかを指さして、欲しい、という意思表示をしたり、嫌々と首を左右に振ったり、自分の好きなことをしているときに大人の手を自分の手で振り払ったりする。甘えるときは甘える。言葉はまだ「ぱい、おっぱい」「ばぁぁ(バイバイ)」「あぃ(はい、と手渡す)」くらいだけだ。自分でDVDを入れて、見る。気に入ったDVDを選ぶ。僕がくしゃみをすると、テッシュペーパーを持ってきてくれる、あぃ、と。このころの記憶って、どんなふうに本人には残るのかな、脳の一番奥の引き出しに仕舞われるのだろうか、ふと大人になって思い出す事ってあるのかな、自分が子供を持ったときに、自分の親のこのごろの事を想像するのかな、とあれこれ、思ってみた。