朝、二階の寝室で寝ていた。一階のリビングの電話のベルが鳴っているような気がした。気づいて、行ってみるとやはり電話で、しかし取れなかった。ナンバーデスプレイなので、自分の実家からの電話であり、母であった。父が明日の13時に退院、ベッドとかトイレはレンタル、今日もケアマネージャーに家にきてもらい、準備をすると言う。
昨夜、食事を終えて、義母を送って行く途中、通りの家の桜の木を見ながら、奥さんが、去年4月彼女の、その日の真夜中に亡くなった父を母と自宅へ送るとき、朝の6時半頃、「ここの桜、葉桜になっていたんだよね」と車中で呟いた。もうすぐ、一年になるのだなあ。
悠長に構えていたもんだ、僕は。まだまだ、先の話、大丈夫と。
いつの間にか時間がすぎて、僕らは老いて、死んで行くのだなと、つくづくこの頃は思う。
いつ、何が起こるかわからない、心配せずとも、やってくるのだ、落ち着いて。
昨夜は、奥さんが何も悪くないのに、やれこの回転寿司は流行ってないので、ネタが古いとか、色々言ってしまう。今朝、謝る。子供はその店で食べ過ぎと、わさびにびっくりして、トイレで下から出そうとして、出ず、僕らの座席にもどってきてから吐いた、数回吐いたみたい、液体で。
悪いことをした。僕も僕自身が調子悪いような気がした。反省。
なんで、自分の気分の悪いことを奥さん、彼女にぶっけてしまう、昔、金沢に行き、あらゆるところの駐車場が満車だった。彼女が悪くないのに文句百万回言って、辟易させてしまったものだ。ダメだなあ僕。
録画してあった映画「オールアバウトマイマザー」を少し見る。