2021-01-24-Sun [長年日記]

昨日の夜は本を買いたい、物欲が襲ってきた。宇佐見りん、芥川賞受賞『推し、燃え』収録の「文藝春秋」2月号を予約。

高橋源一郎が受賞後の宇佐見りんをゲストに呼んだ、NHKラジオ「飛ぶ教室」を後追い再生で聴く。昨年の11月に、芥川賞発表後の日時にオファーしていた。宇佐見は意図的を知らなかった。受賞したからゲストで呼んでないとのこと。冒頭の、「推しが燃えた。」で高橋源一郎は芥川賞を受賞すると思ったという。橋本治さんなら読む前からわかっていた、と言うけどね。文学偏差値が高いと島田雅彦が言ったが、点数が100点で完璧だが、数字が付くのがまだまだ、どこかで抜かないと。

tweetでは誰かが再現していた。

高橋「どっかで、もっと適当になって欲しかったみたいな」

宇佐見「自分のなかでもそう感じてて、悔しかった」

「ぐっとマグマみたいなのが欲しかった」

「エラーがなくちゃ」

「ああ、言えてよかった」

最後の終わり方が想像できた。と彼女に言うと、おずおずと言い出せなかったが、ほんとはどこかで抜こうとした。中上健次と今は宮本輝を読んでいる。高橋はSNSが文学になった。若者のことがわかったと思った。番組の最後に、

高橋源一郎:「宇佐見さん、あなたの才能はあなたのものではありません。世界を良くするためのものです。私は70歳なので、あなたがどんな作家になるのかを残念ながら見届けられません。これからあなたを追いかけてくる若い者たちに、同じ言葉を50年後にかけてください。それが僕からのお願いです」

昨夜、23時日清のどん兵衛とアイスクリームを食べて、寝る。6時20分に起きる。

[読書] ある作家の日記 新装版 (日本語) 単行本

ヴァージニア・ウルフ (著), 神谷 美恵子 (翻訳)


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